断熱設計のキホン②

STEP2 熱の伝わり方と断熱手法を知る

熱の伝わり方は3種類あり、それぞれのメカニズムと断熱手法のキホンを解説します。

①伝導

「伝導」とは、物質を通して熱が伝わることを言います。熱は、温度が高いところから低いところへ、バケツリレーのように隣り合う物質が次々に熱を伝えていくのです。バケツリレーの途中に断熱材が入ると、熱の伝わり方が抑制されます。住宅においても同様に、断熱されていないと、室内の温度は外に逃げてしまいますが、断熱することにより、室内の熱を逃げにくくしているのです。これが「断熱」の基本的な手法です。

 

 

 

 

②対流

「対流」とは、空気や液体などの流れによって熱が伝わることを言います。対流は住宅の中でも起きていて、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降します。冬季に窓付近の足元が寒いのも対流が発生することが原因です。これは開口部の断熱性能を高めることで抑制することができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

③放射

「放射」とは、遠赤外線などの熱線によって熱が伝わることをいいます。例えば、住宅の屋根が太陽の日射によって暖められる現象も放射です。日射によって熱くなった屋根の熱が伝導などによって天井に伝わり、暖まった天井から放射で人へ熱が伝わります。そのため天井裏などに高い断熱性能の断熱材を設置し、屋根の熱を天井に伝えないようにすることが大事なのです。

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