②ZEH 住宅の一次エネルギー消費量を収支ゼロにする

国が設定するものの中で、省エネ性能レベルで最も上位に位置付けられるのが「ネット・ゼロエネルギー・ハウス」(ZEH)です。経済産業省が設置したZEHロードマップ検討委員会が2015年12月に「ZEH」の判断基準示しています。再生可能エネルギーを除き、基準1次エネルギー消費量から20%以上の1次エネルギー消費量を削減、再生可能エネルギーを加えた基準エネルギー消費量から100%以上の1次エネルギー消費量を削減した住宅をZEHとしました。外皮性能についてもエネルギー消費性能基準より厳しい「強化外皮基準」を設けています。ただし、一部の地域ではZEHの実現が困難なケースも想定されるため、「Nearly ZEH」という判断基準も設けました。再生可能エネルギーを除き、基準1次エネルギー消費量から20%以上の1次エネルギー消費量を削減する点は「ZEH]と同じですが、再生可能エネルギーを加えた場合では、基準1次エネルギー消費量から75%以上100%未満の1次エネルギー消費量から75%以上100%未満の1次エネルギー消費量削減としています。「ZEH」と同様、強化外皮基準にも適合する必要があります。国は2020年までに新築戸建住宅の過半数をZEH化する目標を掲げています。そのため、経済産業省ではネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業を実施し、ZEHへの補助を行い、普及を促進しています。

建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の表示住宅の場合

建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の表示住宅の場合

これらの内容に伴いアーキ・ファクトリー・ヒマワリでもZEH-Specというシリーズを新たに設け、標準仕様でZEHのスペックになっています。

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